− 栗駒ぞっこんラヴ紀行 −
自宅を深夜の3時半に出発し、一関ICに着いたのは朝の9時頃。スーパーで食材を調達してる途中に激しい睡魔に襲われるも、リポD1本ドーピングでなんとか無事栗駒に到着。暑いけど、ものすごい晴天で気分爽快!本日宿泊するのは写真の「須川湖キャンプ場」。湖畔のとっても静かで、でも色々綺麗に整備されたナイスなキャンプ場。これで一泊420円は安いのお。
このキャンプ場のいいとこは、写真のようにテント張るとこが高床式になってるとこ。ま、ペグが打てないという欠点はあるのだけど(代わりにひっかける金具が付いてるのだけど、小さな山岳用テントには微妙に合わない)、地面の湿気が緩和されるし当然のように平らで非常に快適。友人と2人でキャンプだけど、お互い一人寝派なので、それぞれがテントを設営。2人用テントに1人で寝る幸せ〜。
設営したら汗びっしょり。汗流すべ〜って事で、わたしく待望の川遊びをしに、近くを流れる清流の「成瀬川」に向かうことに。うほ〜、川はやはり冷たい!しかし慣れてくると意外と気持ちいい。水深1m程度なのに、シュノーケルをして本格的な私達。しかし川の流れはホント侮れません!写真のように見た目は殆ど流れがないようなのに、身を委ねるとあっちゅう間に流されます。そして泳いで逆流は至難の業。しかし水が綺麗で魚は全然いなかったけど、楽しかった〜。でも途中からアブだか何だかの虫にたかられまくって、敢え無く退散。

帰り道にキャンプ場近くの「須川高原温泉」を偵察しに行く。ここは硫黄泉なのだけど、全国でも珍しい「明礬・緑礬泉」という泉質。確かに緑。まるで宝石のような綺麗な緑。山の方から熱湯がガンガン湧き出てます。うーん素敵(うっとり)。私の大好きな強酸性の硫黄泉で、おまけに足湯は無料。激熱だけど・・。

キャンプ場に戻ってお昼。友人がタコス作ってくれた。美味しかった〜。
夕飯はパンとポークビーンズ。私がパンを担当。分量を間違えてやり直したりしたけど、思ったよりうまくできた!発酵を車の中でやったのが正解だったもよう。日中の車内って温室状態だもんね。ポークビーンズも美味。野外で食べるご飯は美味しいなあ。ああ幸せ。
食後に須川高原温泉の露天風呂に行く。夜の10時までやっているのでアリガタや。これは山にある岩で、夜はライトアップされている。ここに生えてる「がんこうらん」の実を食べにクマと狐が来るそう。クマは2親子が住み着いてるんだって。須川温泉の露天風呂は大きくて、いい湯で最高。満点の星空の下の源泉かけ流し温泉。まじで至福、昇天しました。
翌日も雲ひとつない快晴なり。栗駒山の山頂目指して整備された登山道をゆく。脇の沢は温泉成分が混じって白濁気味。ああ、空が青い。
中間地点にある昭和湖。昔は青かったらしいけど、今は酸性が強くなりすぎて白くなってしまったそう。草津白根山の湯釜に似とるなあ。
中央に見える青い水が、キャンプ場のある須川湖。見渡す限り山と緑。緑まみれだああ。

あとちょっとで頂上。なだらか〜。トンボが写ってるの見て思い出したけど、トンボ大発生で半端じゃなかった!こんなもんじゃない!!実際はイナゴの大群状態!!!ちと怖かった。

無事登頂〜。いやはや爽快。でも空は雲ひとつないのに、山の眺望は霞がかかってちとぼんやり。鳥海山はうっすらしか見えなかった。残念。
下りは違う道を通ったのだけど、これがまた凄い道。使う人が少ないせいか、自然に還りつつあるのです。写真左側にうっすら写ってる線が登山道なのだけど、殆ど藪漕ぎ状態。
こんな感じ。もはや道じゃね〜。しかもこの後どんどん草木の背丈が高くなり、しまいにゃスッポリ覆われてしまった。虫が凄かったよおおお。
ジャングル状態の虫地獄を終えて、沢に出る。ほっと一息。冷たくて気持ちいい〜。顔を洗ってリフレッシュ。
無事下山して湿原の木道に出る。爽やかすぎるっ。
虫地獄で取り出した新兵器の防虫ネット。怪しすぎ・・。
本日のお宿、栗駒山荘。そもそもこの宿に泊りたくて、4月にはがきで応募したのです。繁忙期は抽選なほど人気な宿なのです。泊って納得!建物はセンスあるし、ご飯は美味しいし、お風呂も素晴らしい。是非また泊りたい!本当におすすめのお宿。
部屋からの眺め。窓がでかいので、すんごい開放感。
夕飯がまた素敵。ありがちな天ぷら刺身、岩魚の塩焼き(しかも冷たい)ではなく、この美しさ。一品一品手が込んでて、ほんとーに感動した。美味しかったあ。
夜は風呂上りに友人と2人で外のベンチに寝っころがって星を見る。圧倒される星の数。ああ、この宇宙のどこかに野口さんがいるんでしょうか?流れ星に願いを託す。延々見てても飽きない。朝を迎えてしまいそうになりつつ、部屋に戻って就寝。翌日は風呂から鳥海山を見ようと早朝に目覚ましをセットするも、起きたら曇り空。思わずそのまま寝てしまった。それから栗駒山に後ろ髪を引かれつつ、宮城の鳴子に向かう。鳴子といえばコケシ。
「ゆさや旅館」の「うなぎ湯」に入る。うお〜本当にヌルヌルだ〜。すんごい感動。温泉て偉大!!強酸性で肌をピーリングし、アルカリ性で整える。これ最強。SK2のパックより効く!
鳴子から仙台に向かう。目的は牛タン。ぐほ。分厚くて味が濃い。さすがにうんまい。
仙台の街は人で溢れかえっていた。ちょうど七夕祭りだった模様。うげー人混み大嫌い。なんか暑いし空気が悪い。街のイベント全く興味なしって事で2人して素通り。リボD2本ドーピングで何とか東京に戻ってきました。ああ、今すぐにでも栗駒に戻りたい・・。